はじめてのピアスはぜんぜん簡単じゃなかった。その1
この1か月、いつも耳を気にしているスミレである。
2015年12月、ピアスを開ける。つまりピアスをつけるための穴を、耳たぶに開ける。
ピアスの方がかっこいいなぁと思いつつ、特に必要にも迫られず、わざわざ痛い思いするほどでもないし、と開けなかった。大体スミレはオシャレさんではないので、開けてもピアスをしないかもしれない。面倒で。
「開けてみようかなぁ」と呟くと、開けてる人は皆賛成し、開けてない人はみな反対する。
開けてる人曰く、「イヤリングやクリップみたく痛くない(そうだね、あれ結構痛いのよ)。イヤリングより可愛いのがいっぱいある。」
開けてない人曰く、「痛そう。今更してどうすんの?自然に反している。不良だ(それこそ今更?)。」
開けると運が落ちるとか、運命が変わるとか、いろいろ聞くけど。
50周年だもん、やるなら今ってことにしよう。よし、開けちゃうよ。
「開けるなら病院がいいよ」と言ってくれる人もいたが、記念事業として自分でやりたい。楽天さんのポイントで買いました、ピアッサーというらしい穴あけ道具。両耳開けるため、2個セット1500円くらい。
誰かに位置を確認してもらうのがいいのだが。でも、今すぐ開けたい。せっかちで待ち切れず、無謀にも鏡を見ながらひとりで挑戦してしまう。
まずは、位置を決めて印をつけよう。うーん、ど真ん中?いや待て、安堂さんに訊いてみよう。あ、ちょっと端の方が揺れるのつける時にいいのね。じゃ、この辺?
比較的やりやすい左耳にパチン。一瞬の衝撃だけで全然痛くない。位置もばっちり。やった、大成功~!この調子で右耳もサクサクいっちゃおう~!
これが間違いでした。
右耳は、非常に見えにくく。パチン。あーーーーー!左と全然位置が違う!てか、端っこ過ぎて、ダメだこりゃ状態。むむむ・・どうしよう・・
1時間、考えた。このまま気にしないでいくか、打ち直すか。
よし、やり直そう。どうしても気にいらない。右耳は外して、新しいピアッサーを注文。早く来いっっ!
3日後、再び挑戦。今度は失敗したくない。
「ねぇねぇ、見てるだけでいいから確認してくれない?」娘その2に頼むが、怖がりな娘は悲鳴を上げて逃げてしまった。一人で頑張るしかないのかよ・・
どうにかこうにかパチン。うぅやっぱり左程パーフェクトな位置ではない・・が、1回目よりはかなり良し。仕方がないこれで我慢するか・・
こうして、ファーストピアスというやつを、なんとか両耳につけたスミレだった。
このファーストピアス、毎日消毒しながら1か月つけたままにしておく。
それは決して簡単な道のりではないのであった・・続く