スミレの50のお祝いに

生誕半世紀を記念してしてみたこと

はじめてのピアス、苦難の道はまだ続く その3

  1か月経った。やっとファーストクリップを外せる!

さぁ外してみよう。まずうまくいっている左。いてて、抜くのにちょっとだけ痛い。ポコリと穴が見えるのかと思ったが、耳たぶに赤い点がついている感じ。穴ではない。

右も外す。こちらもそんなに痛くはないが、赤い点の周りも赤く、腫れている。触ると固い。まだ明らかに傷だ。

 とりあえず、フリーになった状態でもう一度きちんと消毒して、その日は寝た。耳が自由って素晴らしい。

 

 さて、とうとうファーストではない、普通のピアスをつけてみよう。どうみてもまだ、ピアスホールは完成形ではないので、毎日つけておいた方がいいだろう。

 仕事でもあまり目立たないようなシンプルなピアスを用意した。金属アレルギーが出ると嫌なので、ホールに挿す部分がプラスチックのもの。

 で、挿す…挿そうとするけど…えーなにこれ穴ふさがってる?

赤い点状の、穴があるはずの場所にプラスチックの棒を挿そうとするが上手く入らない。どうなってんの?爪で赤い点をひっかいてみる。あ、なんかかさぶたみたいの着いちゃってる。カリカリと落として、再チャレンジ。

 お!おお~!!するするとスムーズにピアスが穴に入っていく。快感じゃ~!やっぱつけるとカッコいいぞ。

 んじゃ右ね。昨日より腫れも治まっている。こっちはかさぶたというより、まだリンパ液みたいな汁が出て固まっている。やばそ。カリカリ落としてさぁ……あれ~??

 こりゃまた入らないんですわ。たぶん方向があってない。耳たぶをひっぱりながらなんとか頑張っていると、とりあえずちょっと穴に先端が入る。そのまま入れようとするけど、これまた方向が難しくて、無理にすると痛いからそっと丁寧に挿していく。入る…が、最後、止まる。穴の出口がかさぶたにより塞がっているのだ。ここは力で押し込む。ぷちっと音がしてやっと装着完了。あいててて・・。

 いや~~~、大変っすよ、こりゃ!

 しかも、この上の文章、何のこと書いてあるんだか、もう嫌になっちゃうレベル。

 

 休みの日には、ピアス派のアシコからもらった手作りのピアスをしてみる。これはチャラチャラと揺れる石がついた、キャッチのない、金具がキュッと曲がったタイプのもの。プラスチックのより細い。

 でもこれも入れるのはやっぱり大変。装着苦労は同じ。

 でも、つけるとかわいいのも、やっぱり、なのである。

 

 ピアスホール完成はまだかかりそうだ。普通のピアスをしはじめて一週間、穴は依然はっきりせず、毎度入れるのに手間がかかる。これってまだファーストピアスしてても良かったレベルなのではないか?

 そこでスミレは無精をしてみた。夜外していたプラスチック型ピアスを、つけたままにしてみたのだ。ファーストピアスと同じ状態じゃん?朝つける手間がいらないし。ホールが綺麗にできるかもだし。

 しかし、二晩過ぎて三日目、左耳が痛く腫れた。失敗だ。

 

 外して一晩寝ると、腫れは治まった。

 以来、毎朝まだ傷を治しつつ、装着に手間取っている。

 アシコが言うには、とにもかくにも続けていけば、傷は癒えて穴は完成し、挿すのも簡単になると。それまでの辛抱だと。

 

 しかしね。どう思います?ピアスつけるって、こんなに面倒なものとは知りませんでした。というのが一番の感想である。開けた後が大変じゃないか。しかも時間かかる。

 その他ピアスをつけて思ったこと。

自分の耳たぶが厚い、なんて思ったことなかったが、意外とどうやら、厚い方なのかもしれない。

老眼になってピアスを始めると、穴の位置がわかりにくい。

面倒なのが嫌な人には向かない。

だが、つけるとやっぱりかわいい。原始的だけど。

 

 ピアスホールが完成したら、また報告するよ。